働くほど給与が下がる!! 泥沼ブラック企業での経験

仕事を選ぶ選択肢が無いと思い込んでしまうほど、ブラック企業やキツイ労働条件を強いてくる企業にとっては格好の餌食になってしまいます。確かに若いときや初めて入った会社は「これが普通の企業だ」と感じてしまいがちです。そんなブラック企業が持っている「沼」のような恐怖についてお話します。

 

1社目からブラック企業の雰囲気が

私は新卒採用にこぼれてしまった人間で、就職活動というものに気持ちが乗らず、友人も何社受けても全部落ちるというような就職氷河期とも重なって、正社員で仕事をすることができないまま大学を卒業してしまいました。いわゆるフリーターという状態で1年程度働いていたのですが、さすがにバイトだけで生活するのは難しく、給料の安定したところを探すことに。

 

最初の会社自体、すでにブラックだったのですがデザイン系の仕事だったことや、友人の知り合いの社長ということもあって、条件面はほとんど確認をせずに入社しました。実際働いてみるとすぐに社会保険に未加入ということが発覚しました。

 

治療費を全額負担するハメに

若いときにはそれほど病気にはなりませんし、国民年金を払えば良いわけですからそれ程抵抗感は無かったものの、仕事がハードになっていくにつれて体調を崩すことも重なっていきました。

 

そしてとうとう倒れてしまい、病院に搬送されることに(原因は睡眠不足と過労でした)。これの治療費を自分で支払ったのですが、もう、給料自体が手取りで16万くらいなので大赤字。会社にも出られませんから給料も下がるという悪循環に陥り辞めることにしました。

 

派遣社員で食いつなぐ

1年程度の勤務の後に、派遣社員として色んな事務の仕事などを転々としながら働いていたのですが、やはりもともとやりたかったデザイン系の仕事をしたいと思いもう一度仕事を探すことにしました。

 

なかなか正社員では難しいのは確かで、条件が良い所は倍率も高く、仕事のキャリアも浅い私にはなかなか良い返事がありません。心が折れそうになったときに受けたのがもう一つのブラック企業でした。

 

悪い企業でもブラック企業の後はホワイトに見える

正社員では難しいので紹介予定派遣の形態で募集している会社に絞って探していました。やはり会社の雰囲気を知った上で正社員になれればこれほど良いことは無いので、その雇用形態にこだわりました。小さな広告代理店でデザインをメインにやっている、いわゆる印刷会社の下請け企業に入社することになりました。

 

非常にアットホームな感じがしたのが入社の決め手だったのですが、1社目がかなり険悪な空気だったので普通よりも悪い空気でも綺麗に見えてしまうのがブラック企業の怖いところです。最初は大手の企業との取引があったので0時くらいの残業はあったものの、それ程気にはなりませんでした。前は会社に泊まるというのが週の半分だったりしたので。

 

残業手当はゼロ。毎年給料が下がっていく。

それが、おかしくなっていったのは大手企業との契約が打ち切りになってからでした。年商の半分をその企業での売上でまかなっており、新規開拓をしてこなかったツケが一気に回って来たわけです。そこからは地獄の日々が始まります。とにかく人件費を削減することに力が注がれ、一人で二人以上の仕事を抱えるというハードワークが毎日続きます。

 

確かに辞めれば良いのですが、キャリアが全く無い状態でまた他の企業に行ったとしても何もならないと思いとどまることにしました。これがまさに自分には選択肢がないと思ってしまう自分にとっての「沼」でした。

 

運が良かったのはそれなりに名の通った会社の仕事も20のうち1つはあったからです。しかし、残業手当は出ません。休日出勤も当たりまえ。追い討ちをかけるように給料カット。手取り18万円で30歳。落ち込むこともしばしばでした。

 

3年きっかりで退社

そんな中で始発で帰って定時に出社するのが唯一の気持ちの落ち着け方でした。とにかく3年続けるということと、名の通った会社のポートフォリオを作るということだけで続けていました。ちょうど3年で1日も延長せず退社。睡眠時間が取れないというのは人間には相当辛いものだと思い知らされました。

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