年齢がネックになった転職経験

転職は少ないながらも何度か経験していますので、それほど抵抗があるわけではないのですが、歳をとってくるとそれは自分自身の問題だけでは済まなくなってきます。20代ならまず問題はなく、30代でも中途採用で見掛ける世代ですので、こだわり過ぎなければ可能性はあります。

 

私が一番苦労したのは40を過ぎてからでした。
30代でも少し実感はしていたので、それなりの覚悟は持って転職活動したのですが、気持ちのどこかでは面接で熱意が伝わればわかってくれるところもあるだろうと考えていたのです。

 

ところが始めてみるとこれが思った以上に困難でした。まず理由のひとつに料理の世界という専門職を希望したというのがあるのですが、それとネットの求人サイトでの壁でしょうか。求人サイトの場合はかんたんな履歴を応募時点で送ることがあります。そこには自分の考え方ややる気を要約して、少しでも伝わるように書きたいと思ってしまうのですが、まず年齢などで引っ掛かってしまいます。

 

目指したのはフレンチレストランの厨房でしたが、社員、アルバイト問わず応募して面接まで辿り着けたのは一割にも満たなかったと思います。あまり神経質でない人なら、うまくごまかしてコメントするのでしょうが、あとあと面倒なのもどうかと思ったので、できるだけ正直に書いたのが全て弾かれた感じでした。

 

最初は仕方ないと思いながらもそれが立て続けにあると、いくら覚悟していたとは言ってもやはり落ち込むものです。何とか面接をパスできたのは数ヶ月後、しかもレストランの厨房ではなく洗い場のアルバイトでした。それでもやるうちに進展はあるだろうと考え一ヶ月働きましたが、試用期間が終わると同時に採用不可との返事でした。

 

理由はシェフが私より少し若いという事だと思います。つまりは使いづらいからというのを遠回しに言われました。試用期間ということと、謙虚な姿勢を見せようと、真面目に働いたつもりでしたが、それがコミュニケーションを図りづらいという印象にとられたように思います。無口であったわけでもなく、聞かれたことに対しては誠実に答えたつもりでいましたし、それなりに馴染んだ気もしたので、不採用の返事には少々戸惑いました。

 

おそらくもっと言いたいことはあったのでしょうが、改めて下の世代の人達と上手く働くのは簡単なことではないなと実感させられました。多分ひとつでも歳が下なら状況は変わったかもしれませんが、それだけは嘘をつかない限りは変えられないことですので、仕方ないとしか言えません。


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