年齢を重ねて仕事の選択肢が少なく…無計画性の会社は酷かった

40代以上になると女性男性でも就職は難しいです。年齢の壁は、企業側が求める場合も多いが、自分自身が作ってしまうこともあります。年齢が高いということをマイナスポイントと考えて、必要以上に卑下してしまう傾向にあります。

 

子育てがひと段落した時、就職活動を始めました。ハローワークの求人情報や、求人誌を見ると、40代でも応募可能な企業はいくつもあります。名の通った大きな企業もあるし、アルバイトなど小さな仕事もあります。正社員が希望でしたが、どうせ若い人しか採用しないだろうという思い込みで、比較的こじんまりとした企業ばかりを選んでいました。

 

小さな職場のほうが、事務の仕事以外にも、お茶出しや電話受け付け、掃除など、いわゆる事務のおばちゃん的な存在で重宝されるだろうと考えたからです。

 

起業後間もない会社も、それまでの社会人経験が活かせるだろうと思って注目しました。「小規模の新しい会社」をターゲットにしたのです。自分の経験と、何でもできる臨機応変さを買ってもらえるのではないかと期待しました。

 

採用されたのは、新事業に乗り出した個人事業者です。国からの助成金を受けて仕事を開始していました。会社運営の基本的な事務ができることと、ホームページ作成やSNSなどで情報発信ができることが採用の決め手になりました。

 

面接の時には社長の新事業にかける熱い思いを聞き、共に頑張ろうという励ましにすっかりその気になりました。

 

おかしいなと思ったのは、初出勤の日です。面接時に対応してくれた事務の女性が業務の引き継ぎをするというのです。すなわち、私と入れ替わりに辞めるということです。仕事の説明を受けながら、その女性は何か言いたげに目で訴えるような表情を見せました。いぶかしく思いましたが、緊張と遠慮で追及することはできませんでした。

 

次の日からは教えられたとおりに業務をこなし、1ヵ月ほどは特に問題もなく過ごしました。ところが初めての給料支払い日に、いきなり社長から減額を申し渡されたのです。理由は売り上げが伸びていないこと、経費がかかっていることです。もちろん抗議しましたが受け入れられません。無い袖は振れないという理屈です。

 

仕事にも慣れ、これから売り上げを伸ばすために力を尽くそうと考えていた矢先でしたが、早々に退散することを決意しました。社長のあまりの計画性の無さと、会社経営に対する責任感の欠如に、将来性は無いと見切りました。辞めることを告げた途端に社長の態度が豹変したことは言うまでもありません。


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