ある程度周りも見ておかないと最後には身動きがとれないことに

3年程前に放送業界に属する会社でリストラされました。放送業といっても音声系で音楽業界に近いトコロにいたのですが、リストラになった当時は音楽業界全体が最も不振だった頃で、レコード会社の人やプロダクションの人に就職について相談したところ何年か前なら何とかなったのですが・・・。と言われたのを覚えています。その時になってイロイロと振り返ると確かに何年か前なら、いろんな仕事に誘ってもらってました。

 

ただその時は自分の仕事にやりがいを感じていたので正直、まったく話しを聞いていませんでした。さて、表題の全体を見てという話ですが、業界全体で人が動いている時は結構、動けるモノで、逆に全体の動きが終わった直後は一番、どうしようもない。と思うのです。

 

音楽業界は所謂、ダウンロードが主流になってから業界全体が低迷していきました。それまではCDが売れていたのでなんだかんだ言っても業界全体が景気が良かったのですがダウンロードが主流になってくるとまず、レコード会社がどこも低迷していったように思います。

 

ただ、この頃はあるレコード会社でリストラされても他のレコード会社に転職できたり、その他の音楽業界への転職ができました。(もちろん、その人の実績や能力にもよりますし、給料は多少下がっていると思いますが。)それから、レコーディングスタジオなどにも不況の波は広がっていき人の移動が結構、いろんな会社で聞かれるようになってきました。放送業もその前から結構苦しい状態が続いていましたが、厳しくなってきたのはこの頃からだったと思います。

 

CDからダウンロードに変わるというのは、それまで3000円ぐらいで売れていた商品が100円になってしまったのと同じで、当然、その商品にかける宣伝費も少なくなり、この宣伝費を充てにしている業界の中でも放送業はいろんな意味で打撃を受けました。何より新曲が余りでなくなりメディアとしての価値が下がると共にネットを使えば誰でも安価で音楽が手に入るのでリスナーがかなり減ってしまったと思います。

 

そんな状態で私がリストラされた時期は、関連業界はどこも余剰人員の受入れは到底無理という状況でした。同じ頃、映画の配給会社をリストラされた人達が1週間程で全員再就職できた。という話も耳にしたので専門性の高い仕事をされておられる方の転職は、自分の都合ももちろんですが関連する業界も含めて全体を見て行動したほうがよいのではないか?と思います。

 

自分のタイミングで動きたいのも解りますが、ある程度周りも見ておかないと私のように動きようがないコトもありますよ。


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