40数年前に入社してから転職すること6回、充実していた

今の世ではなかなか正社員として入社することは難しいようだ。でも、私の若い頃(40数年前のことだが)は大学卒業後、一旦入社すれば当然正社員になる資格ができ、それが当たり前のことだと思っていた。私は生来のんびり屋なのでどんな企業でもなんとかなるさと感じていたことと、経験していないことを何でも経験したいと言う贅沢な気持ちで毎日を過ごしていた記憶がある。

 

当時は不景気で希望の企業に入ることは余程成績が良くないと困難な状況であった。私は子供の頃から商社に憧れていたのだが、生憎成績がいまいち。クラブ活動に明け暮れていたせいである。やっと受かった会社は大阪の衣料問屋で、昔からの丁稚奉公から始めたのである。半年後退社し、すぐに貿易会社に就職。勿論どの会社に入社するにも他の受験者に競り勝つ成績を出さないと駄目である。

 

会社は小さな事務所だったが輸出業務のノウハウを覚え、自分で会社を興そうと7ヵ月後に退社。同時に外国航空会社の募集があったので受けてみようとトライしたら一発で合格。大学卒業後1年で3つ目の転職である。空港勤務から1年後地方の営業所の所長となってしまった。

 

若干24歳である。業務はまことに自分に合った環境で毎日が楽しくて天国のようであった。しかし、28歳になった頃海外で自社の飛行機が落ち、日本人を含む多数の人の命が亡くなった。事後処理をした後退職届を出し、故郷へ帰郷、静かな時間がほしかったのである。半年休息をとった後、建築会社に営業課長で雇用され1年。30歳になった時、新聞の募集広告で大手広告会社を受けた。

 

80倍の難関のところを運良く受かることができた。仕事はきついが給料もよく、一人一人が企業のような仕事で私はこれが天職かと喜んだものだ。私の性格に反して長く勤め、50歳を過ぎてから海外の社長に抜擢され定年を迎えることができた。

 

定年後故郷へ帰ると民間テレビ局から誘いがあって65歳まで勤務。振り返ると転職する毎に上位に進んでいるようで楽しい会社時代を経験することができたと感じている。都合6回の転職を経験し、今日に至っている。


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